コナン、シンジ、そして炭治郎 3人の主人公が活躍する今の日本
「名探偵コナン緋色の弾丸」をみてきた。
まだ、二回目である😁😁。
昨年来の騒ぎのおかげで、
この映画も一年遅れで公開となった。
この映画の冒頭シーンで、
15年前の事件でデトロイト市が出てくる。
後ろ手に縛られた男が電車に乗ろうとする時銃撃され、
そのまま電車内で息絶えるというショッキングな展開から始まる。
実際、デトロイト市内には「ピープルムーバー」というモノレールが
走っていた(今もあるのかな?)。
駅には必ず警官が立っていた。
市内をぐるっと一周する短い路線だった記憶があるが、
栄華を極めていた自動車会社の本社ビルやビジネス街や高級ホテルを
通過しつつ、一方では廃墟と化した一角を通り抜ける時、
アメリカの都会の一部を垣間見た気がしていた。
自動車会社大手の代表が殺害されたということが、
今回の事件の伏線の一つになるのだが、
詳しくは、映画を見ていただくということで、
派手な映画アニメーションならではの面白さを楽しめるし、
なんといっても、
今回は、4年に一度のスポーツの祭典、暗躍するFBI、超電導リニアなどの設定が
まさに、現在進行中の「実話」に繋がっているのが興味深い。
ラストシーンはそれを示唆さえしている。
まるで昨年来の「騒ぎ」の裏側を予見していたかのように、
アニメーションとして表現してくれていると言える。
個人的な感想であり、詳しくは有能な方々が考察や記事にしているので、
そちらに任せるとして、生々しい現実界をまだ認められない人たちや、
視界もろとも😷で覆われている人たちが、
これらの映画を純粋にエンターテイメントとして見た時、
潜在意識に現在進行中というより、現在完了進行形(過去からずっと続いているし、
今も進行中)の現状に気づくことがあると期待している。
私はあった。
だから、私のような初期アニメ世代から今のデジタル・ネイティブな子供たちまで
それぞれの心のあるスイッチのようなところをONにすれば、
おのずと気づくことがあると思っている。
主人公である、コナン、シンジ、炭治郎は、それぞれの過酷な状況下で、
自分自身の持てるチカラを出そうとしている点で共通している。
失敗し、落胆もするが、立ち直って挑戦する。
結果より行動。
アニメの王道なのかもしれないが、
作者や制作者の時代考察や背景の作り込みには驚嘆する。
そして、この映画たちが、今世界に向けて公開されていくということが
希望のひとつとなっている。(と勝手に思っている)
世界中の人たちにも、
これらのアニメが日本からの発信であることに
改めて意味合いを持つことが将来あるのかもしれない。
それぞれの映画に込められたメッセージが
これから起こる混沌とした日本の現状を打開するために、
きっと、多くの人を奮い立たせ、
日本の真のチカラを、世界に知らしめる先駆けとなることを心から祈る。